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土曜日の街中は人でいっぱいで、あんまり人込みが好きじゃない私はこういう日に街を出歩かないようにしていた。
だけど、今は人込みが苦じゃなくなっている。きっと、隣にひー君がいるからだ。一人だと、大勢の中に放り込まれた迷子のような心細さになるけれど、彼の存在がそんな気にさせない。
「リッキーはゲーセンとか好き?」
「うーん、中学の時に一回だけ行ったことあるけど、友達とプリクラを撮ったくらいかなぁ」
その時は彩音と二人で、怖いお兄さんたちが居たから早々に帰ったんだっけ。
「へぇ!俺はいっつもゲーセンかカラオケで遊んでるけど、プリクラは撮ったことない……撮りに行かない?」
「うん!」
彼の提案に頷いて、近くのゲームセンターへ向かう。繋いだ手と、楽しそうに話すひー君。まさしく“デート”という感じに、知らず頬が緩んでいた。
ひー君はクレーンゲームの達人で、けど、メダルゲームやアーケードゲームは苦手。カラオケではなかなか良い得点を出せるみたいで、確かにひー君の声なら歌声も綺麗だろうなと思う。
土曜日の街中は人でいっぱいで、あんまり人込みが好きじゃない私はこういう日に街を出歩かないようにしていた。
だけど、今は人込みが苦じゃなくなっている。きっと、隣にひー君がいるからだ。一人だと、大勢の中に放り込まれた迷子のような心細さになるけれど、彼の存在がそんな気にさせない。
「リッキーはゲーセンとか好き?」
「うーん、中学の時に一回だけ行ったことあるけど、友達とプリクラを撮ったくらいかなぁ」
その時は彩音と二人で、怖いお兄さんたちが居たから早々に帰ったんだっけ。
「へぇ!俺はいっつもゲーセンかカラオケで遊んでるけど、プリクラは撮ったことない……撮りに行かない?」
「うん!」
彼の提案に頷いて、近くのゲームセンターへ向かう。繋いだ手と、楽しそうに話すひー君。まさしく“デート”という感じに、知らず頬が緩んでいた。
ひー君はクレーンゲームの達人で、けど、メダルゲームやアーケードゲームは苦手。カラオケではなかなか良い得点を出せるみたいで、確かにひー君の声なら歌声も綺麗だろうなと思う。



