私の隣にはジュースの入ったクーラーボックスがある。眞壁さんが「ごめん、何でもいいから取ってくれる?」と言い、それに頷いて適当に見繕う。
丁度手前にあったサイダーを二人に手渡すと、お礼もそこそこにプルトップを開けてゴクゴクと喉を鳴らして飲む。
そんなに大変だったんだなと見ていれば、一人はふぅ、とおじいちゃんみたいに一息ついて、もう一人がぷはぁ!と元気を取り戻したように笑って「君、何ちゃんだっけ?」と私に聞いてきた。
「わ、私……?」
「ちょっと、ナンパする気?」
眞壁さんがさりげなく気を逸らそうとしてくれるけれど、その茶髪で明るい感じの男子は空いていた私の隣に来て、「何て名前?」とニコニコしている。
軽そうだけど、優しく笑っているし、名前くらい教えても平気かな。
「柊……璃子……です」
「へぇ、璃子ちゃん!俺、祐介って言うの。璃子ちゃんって何組なの?」
オドオドする私に、祐介君は変わらず質問をしてくる。
「5組です」
「璃子ちゃんのクラスは……縁日だっけ、やってるの。じゃあ、後で行こうかな!」
「え……その馬の格好で?」
大真面目に尋ねた私に、祐介君だけでなくその場にいた皆が吹き出して、笑っていた。
丁度手前にあったサイダーを二人に手渡すと、お礼もそこそこにプルトップを開けてゴクゴクと喉を鳴らして飲む。
そんなに大変だったんだなと見ていれば、一人はふぅ、とおじいちゃんみたいに一息ついて、もう一人がぷはぁ!と元気を取り戻したように笑って「君、何ちゃんだっけ?」と私に聞いてきた。
「わ、私……?」
「ちょっと、ナンパする気?」
眞壁さんがさりげなく気を逸らそうとしてくれるけれど、その茶髪で明るい感じの男子は空いていた私の隣に来て、「何て名前?」とニコニコしている。
軽そうだけど、優しく笑っているし、名前くらい教えても平気かな。
「柊……璃子……です」
「へぇ、璃子ちゃん!俺、祐介って言うの。璃子ちゃんって何組なの?」
オドオドする私に、祐介君は変わらず質問をしてくる。
「5組です」
「璃子ちゃんのクラスは……縁日だっけ、やってるの。じゃあ、後で行こうかな!」
「え……その馬の格好で?」
大真面目に尋ねた私に、祐介君だけでなくその場にいた皆が吹き出して、笑っていた。



