地味優等生→リアルシンデレラ ~みつけてください王子さま~

 ここまではカンペのようなものを見ながら言っていて、隣の生徒会長以外は安心しきって話を聞いていたのだが……

「って、はぁ、面倒だから、俺なりに言っちゃうと!俺ら生徒会が恋のキューピッドになってやるってこと!!」

 カンペを投げ捨てて、マイクを掴んで叫ぶ。拳を振り上げる彼に、体育館に再び歓声が沸き起こる。

「この学校には僕のような美男……いわゆる王子が存在する。しかしながら、彼らに想いを伝えたくても伝えられない、そんな悩める子羊たちを救済するべく……!」

「ちょっ、俺のマイク!みんなっ、つまり各学年のイケメンを人気投票によって選び出し、そいつに告白する機会を儲ける。もちろん、それだけじゃない」

「そう、人気投票に選ばれなかった男子も、意中の乙女に思いの丈をぶつけられるのだ!」

 明宮先輩と富岡君がマイクを奪い合い、ヒートアップしていく毎に盛り上がっていく。他のメンバーはもう諦めてしまったのか、どうにでもなれといった感じで傍観していた。

「その名も……」

『王子様にプロポーズ!?シンデレラになるのは君だ!!(告白大作戦♪)』

 最後は見事に生徒会長と副会長がハモり、後ろのスクリーンにタイトルが派手に映されていた。