明宮先輩は演劇部でもあり、よく通る声は聞く者を虜にさせる。
舞台上では生徒会メンバーが何やら準備を始めていて、スクリーンが下りてくる。と思えば体育館の照明が消されていた。
「今年のテーマ。それは……」
スポットライトが当てられた明宮先輩の声と共にスクリーンに映し出されたのは、
「“愛”」
たくさんの動くハートと男女のシルエット。
「我々が生きていく上で愛ほど素晴らしいものはない!諸君にも熱く焦がれるような愛を向ける相手がいることだろう。我等はその手助けを……」
私は目をぱちくりさせる。前から思っていたのだけど……明宮先輩って、ちょっと、いや、だいぶ?自己陶酔しやすいと言うかなんと言うか。
暴走していく明宮先輩に、体育館は微妙な静けさに包まれようとしている。そこに、
「えー、生徒会長のお話の途中ではありますが、ここからは副会長の富岡が説明したいと思いまーす」
副会長である、2年生の富岡君が気だるげに話を遮った。生徒会の皆がほっと息をつく。
「我が校では自由な校風、生徒が創る学校をスローガンにしておりー、えー、まぁ、恋愛にも寛容的でありまして……」
舞台上では生徒会メンバーが何やら準備を始めていて、スクリーンが下りてくる。と思えば体育館の照明が消されていた。
「今年のテーマ。それは……」
スポットライトが当てられた明宮先輩の声と共にスクリーンに映し出されたのは、
「“愛”」
たくさんの動くハートと男女のシルエット。
「我々が生きていく上で愛ほど素晴らしいものはない!諸君にも熱く焦がれるような愛を向ける相手がいることだろう。我等はその手助けを……」
私は目をぱちくりさせる。前から思っていたのだけど……明宮先輩って、ちょっと、いや、だいぶ?自己陶酔しやすいと言うかなんと言うか。
暴走していく明宮先輩に、体育館は微妙な静けさに包まれようとしている。そこに、
「えー、生徒会長のお話の途中ではありますが、ここからは副会長の富岡が説明したいと思いまーす」
副会長である、2年生の富岡君が気だるげに話を遮った。生徒会の皆がほっと息をつく。
「我が校では自由な校風、生徒が創る学校をスローガンにしておりー、えー、まぁ、恋愛にも寛容的でありまして……」



