Aさんと知り合ってからKはひたすらにメッセージのやり取りを繰り返していた。

と言っても、ほとんどKが一方的にメッセージを送り付けて、たまにAが返事を返してくれる程度のやり取りだ。

「今ね私朝ごはん喫茶店のモーニング食べてるんだ。写真送るね♪」

「あと週刊誌にこんな記事載ってたよ!見てみて~(笑)」

「おいしそうだね。へーそうなんだ。」

Kはすごく毎日が充実しているような感覚を覚えていた。