志ーこころー 【後編】



魂が抜けた状態の福沢の顔の前で手を振った。




志乃「……おーい。福沢さーん。



あんたさっきからどこ見てんのー?



戻ってこーい。」





すると、はっ!と我に帰った福沢は、あたしの両手をがっちり掴んできた。




はい?なんだこの人。




福沢「あの!お名前を!!」



あ、名前ね。すっかり忘れてたわ。




志乃「志乃。松野志乃。」