「……そんなに変質者っぽいですかね私……
あ!いきなり腕を掴んでしまったんでしたよね!?すみませんっ!!!!」
なんだなんだ。
ひとり祭りか?騒がしいやつだな。
オロオロしている謎の男は、あたしの腕を掴んでいることを思い出したようで、弾かれたようにその手を離した。
ぱっと立ち上がって、目に見えて動揺している男は、あたしの目の前でぴたりと止まり、意を決したように口を開いた。
「あの!えと!お名前を伺ってもよろしいでしょうかっっ!!??」
志乃「……………………は?」
急に変なこと言い出すから、随分と間の抜けた声を出してしまった。


