志乃「あたしも、こうありたい……」 思いがけず、涙がこぼれた。 励まされたような気持ちと、その美しさに、涙が一筋、頬を伝った。 そうだ。この木は気高いじゃないか。 大地に根を張り水を吸い上げ、どんな場所だろうとお構いなしに手のひらを空に掲げて。