志ーこころー 【後編】



はっ、と目を覚ました時には、もうおばさんの声など聞こえては来なかった。




……夢?それとも、またおばさんの言葉?





どうとっていいのかわからないけれど、一応自分の中に留めておいた方が良さそうだ。




天井の木目を視線でなぞりながら、あたしは思う。