そして放課後。 私は約束通り、中庭に向かっている。 本当は嫌な予感しかしない。 あの時、私以外のみんながクスクス笑ってたから。 「………!」 「……………」 話し声が聞こえる。 中庭に近づくにつれ大きくなる話し声。 「……ら……ろ!」 「………あ……て」 誰だろう? 気になってそっと覗いてみる。 「…っ!」