ある日、いつものように、 呼び出されて中庭に連れてこられた。 「あんた、いつになったら流也と別れんの?」 「…別れません」 打たれるの覚悟でそう言った。 けど、返ってきた返事は予想外の言葉で 「あっそう。じゃあもういいわ」 「…え」 「あんた苛めんのもあきたしね」 …これで私はもう苛められない? 本当に? 私は驚きのあまり地面に座り込んだ。 「やっ…た」