女総長はお嬢様(2)



<日向said>

志織がけがをしたって言うのに

俺は何もできないのか…

昔からそうだ

守らないといけないとき

助けないといけないとき

全部俺は見ているだけだった

志織が先に守ってくれて

助けてくれた

それが嫌で

俺は強くなろうと努力をしたんだ

誰よりも

……志織よりも強く

でも、目を失ったときに思ったんだ

“結局何もできない”

って

足は確かに後遺症だが

目は違う

治る可能背はあるんだ

ただ

俺の心が弱いだけ

俺の心が弱いから見えないままなんだ

また志織に会って思ったんだ

もしかしたら

また見えるようになるかもしれない……

これから志織と過ごせたら

またいつか

志織の笑顔を見られる時が来るのだろう

いや

…みたいんだ

だから





生きててくれ