裏と表の私と彼



「あぁぁぁぁぁ!春!でてこい!」

そう叫んでも出てくるわけがない。
分かっていても香子には叫んで走って探すことしかできなかった。


そんな日々が何日か続いたある日。

謝罪に回る合間に寄ったカフェでのこと。

「ああ…あとはこことこことここでしょ?もうちょっとだ…頑張んなきゃ!」

「なにがもうちょっとなの、お嬢さん。」

香子は目を丸くした。

「あぁぁぁぁぁ!!なにしてるの!?」

「すごい大変そうだね。」