泣き声がやみ、香子の目が春を捉える。 「ふぇ…??」 「送ってってくれるんでしょ。送ってよ。」 とたんに香子の顔が笑顔と涙でキラキラ輝いた。 「やったああ!!」 「そのかわりっ!」 春が声を強める。 「何があっても知らないから。」 「うんっ!!」 幼稚園児のように無邪気な笑顔を見せる香子から春は目をそらした。