「あーりしーなさん!今日さ、俺の友達とその人のマネージャーと飲みに行こうよー。」

香子は事務所でスケジュールを調整している最中だった。

「えー…仕事が終わってから考えていいですか?」

そういうと春はあからさまに不機嫌な顔をした。

「いや、あのこっちにも都合があるので…」
「彼氏もいないくせに。」

香子は自分の言葉を遮った春の言葉にイラった来たが、
「自分も彼女いないくせに私にそういうこというのやめていただけます?」
と満面の笑みで答えた。