「とりあえず、もう一度春を探しに行ってきます。その間良平さんは春と連絡が取れるかやってみてください。」 薄いピンクのハンドバッグを乱暴に手に取りまスマホでマップを開きながらこれまた乱暴にドアを開ける。 「いってきますっ!!!」 後には、あらららら…と口をぽっかり開けた良平だけが残っていた。