裏と表の私と彼



「俺そうやって悲劇のヒロイン気取ってるやつが一番嫌い。止まってる暇あるなら前に進めばいいじゃん。それに俺はムリだとはいったけど諦めろとはいってない。」

いや、一言どころではなかったようだ。

「そ、そーですよ紫苑さん!諦めたらそこで試合終了だよ、by安西先生ですっ!」

「うん、咲ちゃんだって本当は守谷さんたちとお仕事したいんでしょう?出てきて一緒に作品を作ろう!ね?」

そーだよ、などと香子と咲のマネージャーに同意する声が多数聞こえた。

「お願いっ…!出てきてっ!!」

香子がそう願った瞬間。