これは春にも、一緒にいた私にも責任があるかと感じた香子は咲のマネージャーとともに咲え声をかける。
「紫苑さん!お願いです!出てきてください !」
「咲ちゃん!お願い!」
メイクルームからは返事がない。
やがて香子はしびれを切らし咲に大きな声で語りかけた。
「紫苑さん!この前は春にも非がありました。それはお詫びします。でも、だからって芝居を投げるのは違う!!」
香子は止まらなくなってどんどん話し続ける。
「あなたにとって芝居はそんなもんなんですか!?」
香子の言葉にスタジオ内の全員が口をぽっかりとあけた。

