裏と表の私と彼



「は?なんで?」

この男は自分がしたことを覚えてないのか、と香子はため息をつく。

「やらかしてくれちゃったのはどこのどいつだと思ってんですか!?」

「俺なんかやらかした?」
しれっとこんなことをいう春を軽蔑したような目で見つめる。

そんな中、咲が現場に到着した。
「おはようございまーす♡」

香子は咲の挨拶が意外に元気だったことに安心感を覚えた。