またもや春は咲の言葉を遮る。
「あの、もうちょっと考えてあげたらどうですか…??」
香子がそう持ちかけても春は「むり。」以外の言葉を発しなかった。
「っっ!…うぅっうわぁぁぁぁん!!」
呆気なく振られてしまった咲は大声で泣き叫びながら止めてあったタクシーへと乗り込んでいった。
「…あんなにこっぴどく振ることあります??」
「だってどーせ聞かなそうじゃん普通にいっても。」
さらっ涼しい顔でそんなことをいう春に香子は若干腹が立った。
「…いいんですか?同世代のお姫様ですよ?」
「いいのー。お姫様にはいつか白馬に乗った王子様がやってくるんだから。」

