この鈍感男は気づいてないのか?手短にって…と春に心の中で野次を飛ばす。
「あ、あの…私春さんが好きですっ!!」
「うん。知ってるよ?」
は??香子は口をぽっかりと空け目を丸くした。
この男は自分にどんだけの自信があるんだ?
普通自分でいわねーだろ!
香子の頭の中は春への文句で埋め尽くされる。
「あのさー、あれだけ語尾にハートつけられてさ。クッキー作ってきてさ。焼き肉屋さんだって有科さんがいなかったら2人って分かってて誘ったんでしょ。」
はあ、と大きく春がため息をつく。
「バレバレだから。」
メニュー