「さよなら!明日も撮影がんばりましょ♡」
そういい残して咲は1人タクシーで帰っていった。
「…疲れた。愛想笑い顔に張り付いた」
大きくため息をついて顔を手でぐちゃぐちゃにする春を見て香子は目を丸めた。
「え?楽しくやってたじゃないですか。あれ愛想笑いだったんですか!?」
「そーだよ?いってんじゃん初対面ムリなんだって。」
春は呆れたように香子をみる。
「数時間前に言ったこともう忘れたの?もうあれだね、ババアだねババア。」
「う、うるさいですよ!だってすごく楽しそうに話してるんですもん、そりゃ愛想笑いだなんて思いませんよ!」

