裏と表の私と彼



「…分かりました。」

香子には紫苑が食事に誘った理由がすぐにわかった。

「守谷さーん!はやくいきましょ?」
スカートをふわふわさせながら可愛らしい女の子、という感じで咲が小走りで近づいてくる。

「あ、はい。そうですね。…有科さん!いくよ!」

香子は内心、どこが初対面苦手なんだよ笑顔振りまいてんじゃねーか、と思いながら二人の後ろをついて行く。