それからというもの、彼のちょっとした動き、動作をカワイイ
カッコいいと思うようになってしまったのだ

彼の一番の武器はものすっごい天然
だから、ほかの子が言えないようなことを平気な顔で言ってくる

「あ、今日いつもより髪サラサラシャンプー変えた?」
と言って、わたしのかみをさわりだす

カレにさわられるたびに私のドキドキは
大きくなってしまう

そんなある日、

「ララちゃん、なんかいい匂いする」

と言って、顔をちがづけてきた
さすがにそれはシゲキが強すぎて

「何言ってんの、キモチワルイ!」

と言ってしまった。
そのときにすごくシューンとした顔を見せられて、
そのときすごく後悔した

こんなささいな事だったのにそれからあまり
しゃべらなくなった

すぐに次の席替えがきて、元から仲がいいわけではなかったので
彼とはあまり関わらなくなった