彼には恋愛感情として好きな人なんていないと思っていた

でもそれは違ったのだ




私は5年の時に返事もなくふった彼にむかつき私の好きな人はおうじろうくんだよ
と言いふらした

だから私がおうじろうくんのことを好きなのは誰もが知っている

だからであろう

私のところに、おうじろうくんの好きな人がわかったと情報が入ってきた

言っても悲しまないでね、そう言われた

あぁ、私ではないんだな

わかっていたことだけどやっぱり辛かった

でも、せめて好きな人の恋は応援したかった

覚悟を決めて彼の好きな人を聞いた

彼が好きな人の名は
〝ふくどめ まさみ〟

その名前を聞いて、わたしは絶句した

覚悟を決めて聞いたのに、その恋を応援することは出来なかった

〝ふくどめ まさみ〟

これだけでは多分あなた達にはわからないかもしれない