「そろそろ諦めなよ―」 友達の美奈<ミナ>が言う。 「やだ。陽ちゃん大好きだもん。」 「あほだね。」 私が即答したのに美奈は呆れたみたい。 陽ちゃんに会いたいな~ ちらっと廊下に目をやると… 陽ちゃんが通ってる!!! 「陽ちゃん~!!!」 私は必死に手をふる。 「あ!花梨っ」 陽ちゃんも気づいて手を振ってくれた。 …えへっ やっぱり大好きだよ。