全てを包んで

「片瀬は無事に場所取りが出来たそうだ。ただ、今日が金曜だからか公園内はすごく混み合ってるみたいでね。」

確かに今日お花見と称した飲み会をする人は少なくはないだろう。

「中にはちょっと強引に場所を取る奴もいるみたいで、その場を離れられないそうだ。」

なるほど。

確かに人の場所を勝手に取るという非常識な人間も、残念ながらいるかもしれない。

「それで、誰か自分の代わりに買い出しを手伝ってくれるよう社に電話をしてきたんだ。」


「……あの、もしかしてその代わりに上条課長が来て下さったんですか?」

恐る恐る尋ねると、

「そうだ。」

そう言って課長は頷いた。

いやいやいや、そこは普通誰か部下の人に越させるでしょ!

何をサラッと返事をしてくれてるんですか?

しかも、驚いている私を不思議そうに見てくるとか。

いやいや、私の反応はおかしくないですから!