「そうね…。

あ、入っていいわよ。」

誰だろう。

あ、最悪だ。うん。お母さんと久々に会えたと思ったらこれか。うん、泣きたい。

そこにいたのは柊真だった。

「あはは。優希、さっきぶり〜」

「うん。あははー。」

さっきぶり〜じゃないでしょーが。

「あら。柊真くんと話したのね。それなら話が早いわね。」

お母さんの顔はにやけていた。

いや、ニヤニヤしないでよ。別に私好きとかそんなのないから。