「優生、今日いよいよ席替えだね。」






「史桜ちゃん、璃央くん、真生。」







「優生、人見知りだから席替え苦手なんじゃないかなーって。」







「史桜ちゃん…、もう私生きてけない。無理だよ〜…。」








私は葉山優生(ハヤマユキ)
高校2年生。
新しいクラスになって初めての席替え。




そして、この子は凛堂史桜(リントウシオ)
サバサバしてるけど優しい私の友達

そして中川璃央(ナカガワリオ)
名前からして女の子に間違われるけど
性別は男の子。
優しくて時々意地悪な仲良しの従兄弟。



そして、最後に
葉山真生(ハヤママオ)
私の双子の弟。
ちょっとノリは軽いけど優しい。







「もう誰も近くなかったらどうしよう。」








「大丈夫だって。さ、席戻るわよ。」







そして一人一人くじを引いていく。



私の番号は9番。
座席表を見ると、窓際の一番後ろ。

案の定席の近くにみんなはいなくて。
隣の席は、黒崎泰人(クロサキタイト)という男子だった。