暁天の星



***






「…キラ。…ァキラ。アキラ!」





っ!!!!




バッと起き上がって相手を抑え込む。


喉元を抑えていた腕を、勢いよく叩かれた。






「………お前っ!敵じゃねんだから…、いきなり絞めるな!!!……殺す気か…!!」

「ごめん…。」




条件反射です……。


呼吸を整えながら、ライがUSBを渡してきた。





「…やっと音源直せた。コレに全部入ってる。骨の要る作業だったよ。」

「まじで!ありがとう!!」




キタ!!!!


これで完璧!!





喜ぶわたしにライが話しかける。




「アキラさ…。俺、その音源聞いたんだよ。ナツキくん?だっけ。すげえ深そうだなって思った。心の闇が。」



ライの言葉に手が止まる。




「どういうこと?」

「…比べること自体が間違ってるのなんて重々承知だけどさ。
俺、今まで色んな現場見てきたけど…。アキラのこと除いたら、ナツキ、断トツだって感じた。

お前の時、えぐいなって思ったのすげえ覚えてる。……俺の感覚的に、今のナツキも、あの時と似たような感じ。状況は耳でしか聞いてねえけど。」





わたしも予想はしていた…。



けど、ライが言うなら相当なものだ。