思わず涙がこぼれた。
抑えきれなくて。
アキラは、僕が泣き止むまでずっと隣にいてくれた。
何も聞かずに。
時間が経って、次第に涙も収まって。
もうそろそろ帰らないと、お父さんにバレる…。
そう分かっていたのに。
僕はアキラに着いて行って日の出を見た。
今日が始まる……。
新しい1日。
僕は、また、今日を生きなきゃいけないのか…。
だけど、もしかしたら、今日が、僕が死ねる日かもしれないから。
死ぬ前にこんな景色が見れて、もう何も悔いなんてない。
綺麗だった。
生きてきて1番綺麗だった。
……もしアキラが嘘をついていて、日の出を見せるためじゃなく僕を殺すためだったとしても。
僕はきっと着いて行っていただろう。
だけどね、アキラ。
目の前の景色が想像以上に綺麗で。
初めて、生きてて良かったって、ちょっと思えたんだよ……。


