……………………。
え……。
わたしのせい!?
「ご、ごめん!何か嫌なこと言っちゃった!?」
張り詰めていた糸が切れたように、男の子はボロボロ泣いた。
声は出さない。
固く口を結んで、目から大粒の涙がこぼれる。
何があったんだろう…。
「ごめんね、わたしが余計なこと言っちゃったかな…。」
目を袖でゴシゴシ拭いて、ボロボロこぼれる涙を抑える。泣くのを我慢してるように見えた。
「…我慢しないでいいんだよ?何か辛かったこととかあった?泣いていいんだよ。」
あまり説得力ないかなぁ…。
わたしの言葉に、男の子は更に泣いた。
月明かりに照らされて光る彼の涙は綺麗だった。
わたしは、彼が泣き止むまでずっと、頭を撫でることしかできなかった。


