暁天の星



【ハル】


ブーブー。

ブーブー。

ブーブー。




…………………。




ブーブー。




うっせえな。



ブーブー。






ちっ。誰だよもう。



携帯を後ろのポケットから出して、ディスプレイを見る。





〔着信 : アキラ〕



げっ!



咄嗟に近くのコンビニに入った。



鳴り続ける携帯とにらめっこ。




どうしよう……。

いや、どうもこうもないんだけど、明は出るまでかけ続けるだろうし……。


居留守使うか……?





散々迷って結局出ることにした。



明だから…。仕方ない。





「もしもし。」

『あ、ハル?アキラだけど。』

「うん。」



何の用だよ…。




『今日泊まりなの?』

「ああ、そうだよ。」




本当は泊まりじゃねえけど。


ただの放浪っつーの?




ブラブラするだけ。




『ふーん。今どこ?』

「え、コンビニ…。」

『なんで?』

「買い出しとか?」

『泊まりに買い出し?いらなくね?』




いや、泊まりじゃねえし…。