暁天の星



「えー、じゃあね、改めて私から話をさせてもらいます。一語一句よく聞け。」



明らしい話の仕方だと思った。


「まず、みんな知ってるけど今日から家族が増えます。川畑那月くん。自己紹介してね。」



ガチガチのそいつを明が促す。
大丈夫かよ、お前。


「川畑那月です……。…11歳です。えっと、今日からよろしくお願いします…。」

「はい、拍手〜。」



消えそうな声。薄い存在感。



これが、那月の第一印象。



手を叩きながら、そいつを見る。すげえ暗いし、喋んねえし緊張してんのかよくわかんねえけど下ばっか見て印象悪くするだけなのに。



「まあ、今さら言うまでもないけど、今日からは8人で頑張っていこうね。」


頑張ろうにもこいつの態度っつーかなんつーか。


「しつこいけど、私は四宮明。で、那月以外のみんなね。まあ兄弟っつーのかな。あんた達。1人1人自己紹介して。」



年が上の方から名前と年齢を言うことになった。
俺は3番目だ。