『紗希ってどこの高校行くん?』 『んー。わかんない 絢は?』 『決めてるわけないじゃん♪』 『だよね〜♪』 現実を見てなかったわけじゃない。 怖かったの。 同じ高校には行けないってわかってたから。 紗希はお世辞にも頭がいいとは言えないような成績。 順位だって下から数えて1桁で収まってしまう。