「はーい!次うちやりたーい。さっきうちも作ったからいいですよね?」
神田は立ち上がりばやしに言った。
「おぉ、いいぞ!」
神田は教卓まで来て自己紹介をはじめる。
「えーっと、第二小学校から来た神田日和です。さっきほのかに巻き込まれちゃった人です。趣味は歌うことで、EXI○Eが好きです。特にタクヒロが超好きです。終わります。」
神田は照れながらスタスタと自分の席に戻ってくる。
こういう時神田弱いんだよ。いっつもうるさいくらいに発言するのに、発表の時は声が小さくなる人いるよね。
「はーい。ありがとう。じゃあ次からは先生がくじ引くので前に出て自己紹介してください。」
そう言ってばやしはくじを引く。
「30番!!平井さん!」
呼ばれた人が前に来る。
平井千明。
この子が私が最初に仲良くしたいじめられっ子だ。
このタイミングで来たのはショックだったろうな。
人見知りでちょっとオタク。本が大好き。スカートがひざより長くて、髪がいつもボサボサなのがちょっと気になる。
直せばそれなりに可愛くなるのにな。
「18番桜田さん。」
桜田こはる。この子はさっきも言ったとおりすごく可愛い。
気持ち男子が色めきだっているのは気のせいなんかじゃない。
「23番遠矢くん」
遠矢岳。
野球部。このクラスで一番権力が強い。でもみんなに優しくて、紳士。そのため女子から人気だが、それなりに面食いなため中学で彼女を作ることはなかった。
「19番佐々木くん」
佐々木雄大。
彼は遠矢君と特に仲良い友達で、ノリが良く、クラスのムードメーカーだ。
この人はなんかあって性格悪いって思ってたんだけどなんだっけな。

