まなかさんの機嫌がちょっと治ったところで、隣の席のみなみくんに視線を向ける。 相変わらず、今日も完璧なポーカーフェイス。 まるで本人そっくりのお面をつけたように、ミリ単位で動くことのないその顔面はもはや芸術。 そしてあたしはその芸術品に釘付け。