隣の席のみなみくんは笑わない





顔を布団で隠しながら、みなみくんのほうをちらりと盗み見た。





みなみくんは、真っ白いシーツの上に横になって、ちょっぴり顔色が悪かった。




「みなみくん………………」




ちいさく、あたしの口からこぼれた言葉。




早めに気付いてよかった!




見守るだけでも、あたし、幸せ!!