まぁ。ここまで彼女のことをけなしてきた僕だが、なぜだか彼女を憎めない。 それは、周りにいるみんなもそう感じているだろう。 普通の人間にあんなことを毎日され続けたら、きっと。 いや、間違いなく僕は彼女を抹殺していると思う。 しかし、そんなことが起こらずに今日という日を迎えたのは、彼女の独特な世界観というか、愛嬌というか、なんというか。 まあ、そういうわけなのだ。