「蓮くんってかっこいいね。あたし好きになっちゃったかも」
上目遣いで甘い言葉を囁かれた。
き、気色悪い…。
耳元で囁かれた直後鳥肌がたった。
相手にそれがバレないように隠してそそくさと逃げた。
女相手に恐怖を覚えたのは初めてだ。
とって食っちゃいそうな雰囲気出てるあの子。
タメなのにタメじゃないような大人のエロさを
もってる。
名前は確か鳴瀬。鳴瀬りこ。
濃い人物だったけどそれほど気に留めてなかった。
それから毎日、部活に行く前に鳴瀬に絡まれる。
「バスケ部ってかっこいいね!!バスケやって蓮くん見に行ってもいい?」
「あ、いんじゃね?」
獲物を決めたメスライオンみたいなやつ。
俺はか弱いシマウマか?!
だせえな!!
帰り道、
「蓮の周りになんかいない?ガツガツしてる女」
「いるいる。あの人の扱いに困ってる。食われそう」
「気ないなら早めに線引いとけ〜。めんどくさいことになるぞ。じゃあな〜」
瞬の言うとおりだと思った。

