腕の震えるがやばい。
これじゃバスケはできねーな…。
「あとは事情話しすしかねーじゃん?」
「だよね〜。そうする。もうすっごい怖かった。まじ死ぬ!!」
「怖かったくせにあのシュート率かよ…。お前のが怖いわ」
「なんかね、すっごい入ったの。手とか震えてたのに」
試合中の興奮がそのまま伝わってくるようなしゃべり方だ。
俺も出たかった。
ベンチすら入れてない。
美空に負けないようがんばんねーと。
「とりあえず、よくがんばりました」
そう言って、美空の頭をなでた。
一瞬フリーズした美空がなんだかかわいく見えた。
顔も赤くしちゃって。
「あ、汗かいたから触んないでよ!!」
そう言い残して去っていった。
お前が連れてきたくせによー。
男子の試合が始まる。
行かねーと。

