3回戦、下山学院は劣勢。
点数がどんどん開いてきた。
半分が終わり、残り2クォーター。
監督が突然あたしを出すと言い出した。
先輩方もそれがいいと賛成した。
あたし、心の準備できてないんですけど…。
"ウインターカップ"
中学で想像してたものよりもかなり大きいものだった。
足がすくんで、手が震える始めた。
無意識に怖いと思ったのかもしれない。
その時、バスケ部に入ると蓮くんに打ち明けたとき言われた言葉を思い出した。
"まぁやれるだけやってみれば?それでできなくても失敗してもお前にはいっぱい言い訳がある"
言い訳するのとか嫌いそうなのに、てかたぶん嫌いなのにそれであたしを励ました。
言い訳考えとこ。
とにかくあたしは必死だった。
震える手でシュートし、シュートの後人が降ってこないかビクビクしたりもした。
とにかく人と接触するのに恐怖を感じていた。
あたしの気持ちとはうらはらにあたしの3Pシュートは入る入る入る。
めっちゃ調子いい!!

