【美空】
蓮くんに話を聞いてもらった翌日。
あたしはある決心をして3年の教室前にいる。
ここは女子バスケ部部長のかおり先輩のクラスだ。
かおり先輩を探しているとたくさんの3年生に声をかけられた。
「君1年?誰か探してんの?手伝ってあげるからLINE教えてよ」
「え、…あの、ほんとですか?」
「ほんとほんと。LINE教えて」
「あ、…は「この子俺の後輩の彼女だから手出さないでくれる?」」
あたしの言葉を遮って勇輝先輩がおかしなことを言った。
後輩の彼女…?
誰が?!
はっ!!この前の屋上のこと勘違いしてるんじゃ…。
屋上の件以来、クラスメイトから蓮くんと付き合ってるのかと質問攻めにあった。
ちがうのに〜。
「あの、勇輝先輩?あたし蓮くんとはただのお友達ですよ?」
「後輩ってのは架空の人物ね。なんで蓮の名前出てくんの?」
ニヤニヤと意地悪そうに笑う勇輝先輩。
なんでって蓮くん以外の後輩知らないもん!!
「あ、誰か探してんの?呼ぶよ」
「かおり先輩を探してます」

