あたしが続きの言葉を言わないので蓮はそれじゃと言って練習に戻った。
あたし最低。
それを他人に指摘されて自覚するのがまた最低最悪。
自己嫌悪に陥ったのでいますぐは決められないと言い家に帰らせてもらうことにした。
―中2の夏、あたしはバスケの名門校に入学した。
当時2年生でありながら注目されベンチ入りまもなくレギュラー入りが確定していた。
それを鼻にかけて自慢してもなかったしチームメイトもあたしのことを認めてくれていた。
練習は誰よりも遅くやって、誰よりも早く来てやってた。
大事な大会につながるための地区大会であたしは初のレギュラーを勝ち取った。
背番号10番、ポジションはシューティングガードで主に3Pからシュートを打つ役割。
地区大会は楽々勝てた。
そして都大会。
これで優勝すれば全国大会の切符が手に入る。
去年は応援席で見ていたこの大会も今年はベンチで、いちばん近いところで見れる興奮はたま
んなかった。
ますます練習に励んだし努力もおしまなかった。
都大会も順当に勝ち進んだ。
準決勝で相手の姑息な手段で退場にされるところだったがなんとか乗り越えて決勝に進んだ。
決勝前日。
練習をセーブしろという監督の指示に従わず3Pの練習をひたすらしていた。
この時から手首に違和感を感じてたのかもしれない。

