次の日からは体育祭の余韻に浸ることもせずひたすらバスケをした。
悩みを消すかのように感じた。
最後の行事ともいえる体育祭は終わってからは時間が早い。
練習して練習試合してたまにそれに出るって感じで1か月、また1か月と過ぎて行った。
もうすぐ冬だ。
3年生最後の試合となるウインターカップが刻々と近づいてくる。
3年生は笑顔を見せてはいるがピリピリしていることが多くなった。
少しでも長く現役でい続けたいという気持ちからだろう。
ウインターカップ第1戦が1週間後に迫ったある日、部活に美空が来た。
つっても女子の方にな。
男子に比べ女子は人数がかなり少ない。
ベンチには最低10人入らないといけないんだがうちは11人とかなりギリだ。
そして最悪なことに1人けがをして出場できなくなった。
ヘルプを頼んでるのかもしれない。
男子同様女子もなかなか強い。
それについてこれるようなレベルじゃないとヘルプしても意味ないもんな。
体育祭で美空の実力を知ったんだろう。
入ればいいのに。
美空はあまりいい顔をしていない。
そんなにバスケが嫌いかよ。
そんな美空の態度に俺は少しイラついていた。

