「それ口癖になってんじゃん」
「だってぇ~、つまんないんだもん」
授業は楽しくないから知らないうちに寝てしまう。
体育の時間と部活だけが学校に来る意味。
運動が好き。
運動が得意ってわけじゃないけど体を動かすことが大好き。
頬をふくらませながらいじけた表情をしてると愛華につねられる。
…てか、全力で引っ張ってません、愛華姉?
「神崎、いる?」
ふざけているあたしたちの耳に届いたのは一人の男子の声だった。
どうやら愛華をお探しのようだ。
告白かな〜と思い、ニヤニヤ送り出したがなにかを受け取っただけですぐにこっちに戻ってきた。
…うん、たぶん委員会一緒でプリント届けてくれた感じだね。
つまらん!!あたしも愛華も彼氏なしのおひとり様。
JKなったら彼氏作ってやる!!と意気込んだもののそんな気配は全くない。
少女漫画の世界なら中庭に呼び出しされて告られるって展開なのに…。
現実問題そんな妄想の中の話はあたしにも愛華にもこのクラスの女子のほとんどにもない。
そう、これがJKってやつだ。
妄想と理想に現実はついてこないってわけさ。

