「進路相談か?」
「おお。やっぱセンター受けるしかねぇ…」
「推薦も厳しいしな〜。腹くくって部活に見切りつけるしかねーな」
分かってはいたけどそれが現実になるって思ったらすげー悲しい。
去年のウィンターカップもっとがんばればよかったと今更後悔。
「数学科だっけ?引退したら俺のところに通えよ」
「言われなくても」
数学が好きだから数学教師になる。
俺が志望してる大学はそこまでレベルが高いってわけじゃないけどギリギリ受かるか受からないかの危ないライン。
引退したらまじで勉強しないとやばい。
その日の部活のミーティングでみんなに俺の思いを伝えた。
「俺さ、……総体で引退することになる」
突然のカミングアウトで誰もなにも言わない。
「他の3年もまだ分かんねーし、1、2年中心のウィンターカップを目指してがんばってほしい。
以上、終わり!!」
微妙な雰囲気で終わった部活。
帰りに瞬に飯に誘われた。
3年と美空と。
行き先はいつものラーメン屋。
美空を先に帰して、ここでみんなでラーメン食いながらバスケの話したり彼女の話してたのが懐かしい。

