「帰りの新幹線ずっと寝てろ。向こう着いたらちゃんと話しよう」
「…うん」
あたしと蓮には話し合いが足りないのかな?
蓮のことわかってるようで全然わかってなかった。
それに自分の中で自己完結させちゃう部分もある。
あたしってダメな彼女だ…。
蓮の言いつけ通り帰りの新幹線は爆睡した。
東京に着いて、一旦家に帰ってからまた出掛けた。
「もう遅いのにどこ行くの?」とお母さんに言われたけどなんとか誤魔化して出てきた。
家の前には蓮の姿が。
「お母さんなんか言ってた?」
「なんも言ってないよ」
そのまま手をつないで歩いた。
もうお店が閉店する時間だから行く宛もない。
だから、近くの公園のベンチに座った。
あたしたちが付き合い始めた公園。
「美空さ、不満あるなら言えよ?我慢させてる方がいやだ」
「それは蓮もだよ…」
「だよな…。カップルっぽくない気がしてなんとかカップルっぽくなろうと思ってたんだけど間違いだなって思った。俺らには俺ららしさがあるよな」
「あたしは蓮に我慢させてるのかなって思ってた。おまけに蓮の気持ちも聞かずに自己完結して…。蓮のこと少しもわかろうとしてなかった」

