そんな感じで文化祭の準備が着々と進んでいった。
蓮はバンドの練習で大忙し。
なんの曲やるかすら教えてくれない。
蓮たちのバンドは校内でも目立っている人が所属してるから期待度が高い。
当然、混むよね…。
あたしチビで愛華は華奢だしライブで死んできます。
蓮に1番近いところで見たいけどそれが可能かどうかは本番になんなきゃわからんね。
「美空!!それいつ終わる?」
「あと1個やったらおしまいにする」
放課後、珍しく蓮がやってきた。
「わかった!!俺も男子の方手伝ってくるから終わったら帰ろう」
一緒にってことだよね。
久しぶりだ!!
これだけでテンションが上がってしまうあたし
は蓮にゾッコン。
でもエプロンを適当にやるわけにはいかないの
で丁寧にゆっくり完成させた。
だんだん裁縫が上達してるの。
「終わった?」
「ほとんどね。あと仕上げあるからちょっと待って」
「ほーい。そのエプロンかっけえな!!」
「でしょ?一応蓮の分もあるよ」
絶対着る!!と言ってくれて少し喜んだ。

