サービスエース…やっちまった…。
「美空~、いつもどおり、ね?」
「…はい。少し緊張しています。でも今のはそのせいじゃないです。油断しました。気を付け
ます」
次のサーブは落ち着いてしっかり返せた。
その後もあたしのミスは麗さんがカバーしてくれてたまにある麗さんのミスはあたしがカバー
した。
1セット目を取った!!
やばい、興奮する!!
外部の応援が聞こえてくるほどの冷静さは取り戻したらしい。
今のこの状況が最高に楽しくて刺激的。
これだからスポーツはやめられん。
「初めての大会なのにすっごいわね、あなた。あたしのフローまでしてくれるなんて期待以上!!肝が据わってる~」
それは褒め言葉でしょうか、麗さん。
いつもよりもテンション高めな麗さん。
麗さんの調子がどんどん上がっていき、2セット目も取り一回戦突破!!
すご~い!!やば~い!!
試合後、お疲れ様とおめでとうをかなり言われた。
嬉しい!!テニス部大好き。
ちょっとトイレに行こっと。
麗さんとトイレに向かう途中、あたしたちに近づいてくる男がいた。

